黄色いツツジ、新緑の山々彩る 兵庫県内有数の群生地、丹波の向山連山で見頃

淡黄色の花を咲かせるヒカゲツツジ=丹波市、向山連山

 淡黄色の花を付けるヒカゲツツジが、丹波市の向山連山で見頃を迎えている。兵庫県内でも有数の群生地。新緑が芽吹き始めた山々に彩りを添えている。

 ツツジ科の常緑低木で、花の大きさは3~5センチ。県のレッドデータブックで存続基盤が脆弱なCランクに指定される。

 標高400メートル以上で、日光が当たりにくい岩場や斜面で生育。登山道のあちこちを淡黄色に染め、登山客らの目を楽しませている。

 向山の標高は569メートルで、健脚向けの登山コースとなっている。丹波山岳会によると、見頃は18日ごろまで。氷上PA観光案内所TEL0795.82.9123 (伊藤颯真)

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