タイガー・ウッズ 痛恨トリの5番で珍事…ティーショット3度のなぜ

最下位に終わったタイガー・ウッズ(ロイター)

米男子ゴルフツアーの今季メジャー初戦「マスターズ」最終日(14日=日本時間15日、ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC=パー72)、予選通過者の最下位(60位)に終わったタイガー・ウッズ(48=米国)が、5番パー4で〝珍プレー〟を披露した。

その舞台は5番パー4。トリプルボギーを叩いたからではない。2連続OBだった以外の理由で、ティーショットを3度も打ったからだ。最初のティーショットは右に曲がり、林へと打ち込んだ。ロストの可能性を考慮して、暫定球で打ったのが2度目。これはフェアウエーをとらえた。

しかし、初球は無事発見されたものの、打てる状況ではなかった。しかもアンプレヤブルを宣言して、2クラブレングス以内にドロップしようにも、その場所はないと判断。ここで暫定球でプレーを続けるのは、規則違反になる。あくまで初球が見つからなかった場合やOBだったときのみ使用できるからだ。

ウッズはカートへと乗り込み、2打目地点からティーグラウンドに戻り、このホール、3度目のティーショットを放った。これが3打目となり、4打目でようやくグリーンに到達。13メートルを3パットしてしまい、トリプルボギーとなってしまった。失意からか、6番パー3はボギーとし、その後はバーディーを取れないまま最終ラウンドを終えた。

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