いくつ知ってる? ちょっとマニアックな猫の体のパーツ名3選

猫好きのみなさんは、猫の体のパーツ名をどのくらい知っていますか?人にはないパーツが猫にはたくさんあり、それぞれ重要な役割を果たしているのです。
今回はそのなかでもマニアックな猫の体のパーツ名を3つ厳選!「ウィスカーパッド」「ルーズスキン」「房毛」について、獣医師の山本宗伸先生が解説します。どんなパーツなのか予想しながら、読んでみてくださいね。

ウィスカーパッド

参考・写真/「ねこのきもち」2024年3月号『読者が気になる言葉を集めました。猫知識が深まる にゃん用語集』

ウィスカーパッドとは、鼻の左右の膨らみ部分のことで、「ヒゲ袋」とも呼ばれます。ぷっくりとやわらかそうに見えますが、おもにヒゲを動かすための筋肉ゆえ、やや硬め。アメリカンショートヘアーやブリティッシュショートヘアーは、ウィスカーパッドが大きめなのが特徴です。

ルーズスキン

参考・写真/「ねこのきもち」2024年3月号『読者が気になる言葉を集めました。猫知識が深まる にゃん用語集』

猫のお腹にはたるんでいる部分がありますよね。ここがルーズスキン、別名「プライモーディアルポーチ」と呼ばれるパーツです。太っていなくても皮は垂れた状態のもので、後ろ足の柔軟性を維持するためだと考えられています。

房毛

参考・写真/「ねこのきもち」2024年3月号『読者が気になる言葉を集めました。猫知識が深まる にゃん用語集』

房毛(ふさげ)とは、耳の先端に生えている毛のことで、別名「リンクスティップ」です。この毛のおかげで、わずかな風の動きや音にも敏感に反応でき、狩りのシーンで活躍します。房毛は短毛の猫にもありますが、長毛のほうが長い傾向にあります。

猫の体に関する知識が深まると、なんだか楽しいですね。かわいいだけではなく、重要な役割をもつ猫の体のパーツ。どんどん物知りになって、知識を活かしながら猫と接してあげましょう!

お話を伺った先生/山本宗伸先生(猫専門病院 Tokyo Cat Specialist 院長)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年3月号『読者が気になる言葉を集めました。猫知識が深まる にゃん用語集』
文/宮田あゆみ

© 株式会社ベネッセコーポレーション