最高気温が25度を超える夏日となる地域が続出する中、熱中症の症状を訴える人が相次いでいます。
生活環境の変化による心身の疲れと、慣れない暑さによって引き起こる「春の熱中症」。
専門家に対策を聞くと、こまめな水分補給、十分な睡眠はもちろん、「普段より1度高いお湯に入浴」することが効果的だといいます。
新潟県三条市で30度以上 本州で初の真夏日に
2024年4月15日、新潟県三条市では32.5度を観測。本州では今年初めてとなる真夏日となりました。
また、東京都心でも25度を超える夏日となっています。
(4月15日16時00分時点 気象庁より)
4月半ばに多い「春の熱中症」
東京都内の「いとう王子神谷内科外科クリニック」では、4月13日・14日の2日間で熱中症とみられる患者が4人来院。
伊藤博道院長によると、この時期は「春の熱中症」に注意が必要だといいます。
いとう王子神谷内科外科クリニック伊藤博道院長:
「今は、新生活で環境が変わって生活がハードになってきている方など、疲れがたまりやすい時期です。暑さによる疲れがそこに加わると、熱中症にもなりやすいです。」
さらに、季節の変わり目による寒暖差でも体調を崩しやすく、暑さに体が慣れていないことから、熱中症になりやすいといいます。
「春の熱中症」効果的な対策は『1度高いお湯』
伊藤院長によると、この時期の熱中症対策としてこまめな水分補給や十分な睡眠はもちろん、入浴も効果的だといいます。
特にこの時期は、「普段よりも1度高いお湯」に10分から15分、入浴するのがお勧めだということで、肩や首の近くまでつかと発汗作用を高めることができ、暑さに負けない体が作れるということです。
(『めざましテレビ』 2024年4月15日放送より)