頭皮をスキンケアするという新発想。花王「サクセス24」が若年層に向けリニューアル

By GetNavi web編集部

花王はメンズグルーミングブランド「サクセス」において、男性の頭皮をスキンケアするシリーズ「サクセス24」を4月27日からリニューアルする。ラインナップは、「フレッシュフィール」タイプと「モイストフィール」タイプの2種類。

4月9日に開催したメディア向け発表会では、コンセプトや特徴の紹介のほか、男性美容研究家の藤村岳氏が頭皮スキンケアの重要性を解説。俳優/モデルの中川大輔氏、インフルエンサーのしゅう@コスメ日記氏、モーガン蔵人氏、守屋光治氏も登壇した。

若年層へ向けた「頭皮をスキンケアする」新発想

頭皮の皮脂量は、女性よりも男性の方が多く、特に20~30代男性の頭皮の皮脂分泌量が全世代の中で最も多い。また、汗もかきやすく、髪で覆われた頭皮は水分が蒸発しにくく蒸れやすいため、ニオイも発生しやすい。こうしたニオイの悩み、そしてニオイ意識の高まりを受けて、2020年にサクセスが発売開始したのが、男性専用シャンプー&コンディショナーのサクセス24だ。

独自の “速乾アロマ処方” を採用し、汗の水分でほのかに香る “頭皮臭リセットアロマ” を配合。「頭皮のニオイをケアする」商品として展開していた。それをこのたび、「頭皮をスキンケアケアする」という、新コンセプトのもとリニューアルする。

↑4月27日からリニューアルするサクセス24のシャンプー・コンディショナー。フレッシュフィール(左4本)とモイストフィール(右4本)

「顔と頭皮は一枚の皮膚だからこそ、肌と同じようにスキンケアをしなければならない」と語ったのは、同社 ヘアケア第1事業部 サクセス ブランドマネジャーの林裕也氏。男性の間でスキンケアが習慣化している傾向にある一方で、若年層男性における頭皮スキンケアは浸透し切っていないという。

同社が行なった20代~30代男性の頭皮ケアへの意識調査でも「まだ自分には早いと感じる」「早期からの頭皮ケアは必要だと感じるが、何が自分向けなのかわからないから手を付けていない」という声が多く挙がった。林氏は「頭皮ケアは薄毛になってからとか、もっと年を取ってからするもの、という考えがある」として、若年層の頭皮ケアへの意識はまだ十分ではないことを述べた。

↑花王 ヘアケア第1事業部 サクセス ブランドマネジャー・林 裕也氏

そうした層にもサクセスを使用してもらいたい、という思いからスタートした同商品の開発は、同シリーズで初めて消費者へのアンケート調査をしなかったという。コンセプト開発には、アドバイザーにインフルエンサー2名と美容師1名を起用し、座談会を重ねる中で「頭皮も肌」という考えに辿り着いたとのこと。これにより、頭皮ケアエントリー世代の若年層にとって身近であるスキンケアをかけた、「頭皮をスキンケアする」という発想が生まれた。

肌と同じように頭皮スキンケアを。若年男性の頭皮環境を改善する2タイプが登場

リニューアルしたサクセス24は、頭皮と髪のコンディションに合わせて選べる2種類がラインナップ。まず、フレッシュフィールタイプは、髪や頭皮のベタつきが気になる人向けで、すっきりとした洗い心地が特徴という。きめ細かい泡により、頭皮の皮脂汚れはもちろん、落ちにくいワックスまで洗い流せるそうだ。

↑ベタつきを抑え、髪をさらっと軽い仕上がりにするサクセス24 フレッシュフィールタイプ。爽やかなグリーンシトラスの香り

モイストフィールタイプは、髪のパサつき・乾燥が気になる人向けで頭皮に優しいアミノ酸系洗浄成分配合。洗浄力はそのままに保ちつつも、モイストケア成分配合により髪のうるおいを守りながら皮脂やワックスなどの不要な汚れを洗い流してくれるとする。

↑髪にうるおいを与える、サクセス24 モイストフィールタイプ。みずみずしいフルーティフローラルの香り

また、新製品は香りにもこだわったという。いかにも男性専用シャンプー・コンディショナーといった印象にならないよう、清潔感のある香りを採用。フレッシュフィールタイプは、爽やかなグリーンシトラスの香り、モイストフィールタイプはみずみずしいフルーティフローラルの香りだ。

頭皮スキンケアの重要性とは?

発表会では、男性美容研究家の藤村氏が若年層のうちにすべき頭皮スキンケアの重要性を語った。「頭皮を洗うことが意識され始めたのが約20年前。しかし、力強くゴシゴシこするように洗う、という間違った認識が生まれてしまいました」と、頭皮スキンケアどころか頭皮を刺激する認識が広がっていたことを指摘。

古い酸化した頭皮だけをきちんと落とし、保湿がきちんとできるシャンプー・コンディショナー選びが重要だと語った。また、頭皮も顔と同じ肌であることを強調し「きちんと揉み込んでマッサージするようにシャンプーをすることを習慣化していってほしい」と、頭皮スキンケアを習慣化することをすすめた。

↑男性美容研究家・藤村 岳氏

同製品アンバサダーとして登場した、中川氏、しゅう氏、モーガン氏、守屋氏の4名によるトークセッションでは、美容事情や頭皮スキンケアへの考え方についてのトークが繰り広げられた。

その中で、中川氏は「スキンケアは楽しむことも大事」と述べ、ラジオを聞いたりしながらリラックスしてゆっくり時間をかけてスキンケアをしていることを教えてくれた。「動画や映画を見ながらできればもっと楽しいはず。お風呂場にもテレビがあれば、楽しみながら頭皮スキンケアができそうですね」と具体的なアイデアも飛び出した。

↑左から、しゅう@コスメ日記氏、中川 大輔氏、守屋 光治氏、モーガン 蔵人氏

また守屋氏も、スキンケアや頭皮マッサージの重要さに触れ、「頭皮が疲れていると、表情筋がうまく動かなくなるんです。モデルなので表情筋はとても大事。ほぐすためには頭皮マッサージが欠かせません」と、疲れを感じるときほどじっくりとお風呂でスキンケア・頭皮マッサージを入念にすることを語った。

使用感については、しゅう@コスメ日記氏が「2週間使ってみて、保湿と皮脂汚れを落とすバランスがすごく良い!」と絶賛。モーガン氏も「これまではコットンに化粧水をつけて頭皮に塗ったりしていたので、シャンプーとコンディショナーをするだけでスキンケアまでできてしまう、というのはとてもうれしいです」と、サクセス24の効果に満足した様子だった。

今後の展望について、林氏は「頭皮や髪をケアする充足感を通して、24時間寄り添い続けたいと願っています。そして、頭皮スキンケアのエントリー世代の方々へ、将来に向けたケアを提案していきたい」と、改めて若年層へ頭皮スキンケアをアピールしていくことを述べた。

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