国立公園に新たな体験型宿泊施設を呼び込むモデル事業の、全国第一弾に選ばれた「十和田湖地域」を、滝沢求環境副大臣が視察しました。
滝沢環境副大臣は、十和田市の小山田久市長とともに、およそ30分間かけて十和田湖・休屋地区の廃屋跡地や遊歩道などを見て回りました。
そして、小山田市長から滞在体験の魅力向上モデル事業の利用拠点に関する要望書を受け取りました。
要望書では、十和田八幡平国立公園の「休屋・休平」地区についての整備推進や廃屋の撤去と跡地の利活用の検討を、着実に推進することなど4項目を求めています。
【十和田市 小山田久市長】
「今回このモデル拠点に選ばれたということで、これを機会にやはり整備して、迎えるための整備をしていかなければならない。そう意味では絶好のチャンスだ」
【滝沢求環境副大臣】
「今後もしっかりと環境省がリーダーシップを取って進めていきたい。改めて決意を新たにしたところであります」
「魅力をしっかりと力強く発信できるようなマスタープランの策定に、これから着手していきたいとそう考えております」
環境省は、2021年度からこれまで、十和田湖周辺にある宿泊施設や売店などの廃屋16軒のうち、6軒の撤去を行いました。今後も残りの撤去作業を進めていく計画です。
また、2024年度中にも「休屋・休平地区」のソフト、ハード両面の具体的な整備計画、マスタープランが取りまとめられる予定です。