群馬・高崎市 女児死亡事故受け市内のすべての「4種踏切」で対策へ 廃止か1種へ切替

事故現場=今月6日 群馬・高崎市=

今月6日、群馬県高崎市の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡した事故を受け、高崎市は、2029年度までに市内全ての遮断機と警報機がない「第4種踏切」を廃止か「第1種踏切へ転換」するため予算を確保していく方針を明らかにしました。

今月6日、高崎市吉井町にある上信電鉄の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡しました。踏切は、遮断機と警報機がない「第4種踏切」で、県内にある74基のうち全体の約3割にあたる21基が高崎市内にあります。

高崎市は15日、市内全ての「第4種踏切」を廃止か遮断機と警報機のある「第1種踏切」へ転換するため来年度から5カ年で必要な予算を確保していく方針を明らかにしました。

2029年度までに、21基全ての「第4種踏切」の対策を講じる方針です。今後、周辺住民などと協議を進めるとともに、予算についても、国の補助金を念頭に上信電鉄などと話合いを進めていくとしています。

高崎市の富岡市長は「人の命に関わることになるため、速やかに対応した」とコメントしています。

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