「ホスピス」についての市民講座 寸劇でやりとりを再現しより分かりやすく 秋田

秋田朝日放送

がんなどによる苦しみを和らげることで生活の質を改善するホスピスについての理解を深めてもらおうと13日秋田市で市民向けの講座が開かれました。

進行したがん患者向けのホスピス緩和ケアの病棟と療養型の病棟を持つ外旭川病院ではホスピスへの理解を深めてもらうため市民向けの公開講座を開いています。

ホスピスをより身近に感じてもらおうと今回ある取り組みが行われました。脚本も出演も病院スタッフという寸劇です。外来での相談から入院後の生活までスタッフと患者、家族との間で行われるやりとりを再現します。ホスピスへの入院には痛みの緩和が必要な場合や日常生活に支障がある場合、介護する人の休養が必要な場合などがあります。症状だけでなく患者や家族の思いに寄り添うことがホスピスの役割だと紹介されました。

外旭川病院には150人ほどがホスピスの患者をサポートするボランティアに登録していますが、コロナ下で減少傾向にあります。病院では講座を通して理解を広めると共にボランティアを養成していきたい考えです。

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