さいか屋中間決算、純損益4800万円の黒字に 藤沢店の家電量販店が寄与

さいか屋藤沢店

 中堅百貨店のさいか屋(川崎市川崎区)が15日発表した2024年2月中間連結決算は、純損益が4800万円の黒字(前年同期は8400万円の赤字)だった。昨年6月、藤沢店に家電量販店「ヤマダデンキ」が開店。入店客数、賃料収入の増加やコスト削減が寄与した。

 売上高は前年同期比6.2%減の26億4100万円、営業利益は45.2%増の6600万円だった。

 横須賀店に食品スーパー「ヨークフーズ」を導入するのに伴い、昨年9月から約半年にわたり地下1階を閉鎖。売り上げ減につながった。

 同日、24年8月期連結業績予想の下方修正を発表。売上高45億3500万円、営業利益1億700万円、純利益5900万円とした。藤沢店では今秋に食品スーパー「ライフ」をオープン予定。改装のため今月から地下フロアを閉鎖していることなどを織り込んだ。

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