【陸上】北口榛花が自己記録の更新を宣言 〝後輩〟アスリート社員は倍以上に

パリ五輪での記録更新を宣言した北口榛花

〝北口ファミリー〟が、続々と増加中だ。陸上女子やり投げの世界女王でパリ五輪代表の北口榛花(26=JAL)が15日、都内で開かれたJALアスリート社員の取材会に出席した。

自己ベストが67メートル38(女子日本記録)の北口は、これまで自己紹介で自身の記録を「飛行機1機分」と説明。ただ、機体が大型化した現在は同社の飛行機で最も全長が長いものは73・8メートルにも及ぶという。北口は「ちょっと今は最新の飛行機の長さに足りていない。『機体の長さ』と言えるように頑張ります」と自己記録の更新を宣言。女子世界記録の72メートル28超えに意欲を見せた。

この日の取材会には、アスリート社員10人が出席した。北口が2020年に入社した時点で4人目だったが、短期間で倍以上の人数に増加。同社関係者によると「基本的にこちら側から声をかけてアスリートに入社してもらうことになるが、『北口選手がいるなら』と選んでもらえている部分も大きい」という。北口の競技での活躍に加え、明るい人柄にも引かれて続々と〝後輩社員〟が誕生している。

その北口は、さっそく新人の2選手へ向けて「全部頑張ろうとして、無理をしすぎないように」とアドバイス。パリ五輪では待望の金メダルを獲得し、先輩の貫禄を示したいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社