大野川で急流下り、原尻の滝でボート体験… 豊後大野市でDC客向けプログラム【大分県】

原尻の滝周辺で水しぶきを感じながらボートをこぐ参加者=豊後大野市緒方町原尻
原尻の滝周辺で水しぶきを感じながらボートをこぐ参加者

 【豊後大野】アウトドア愛好家らでつくるグループ「ジオ・サイト サウスウエーブ」(小野隆充代表)は5月から、豊後大野市内の清らかな川や滝を活用したアウトドア体験プログラムを提供する。大型誘客企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」で県内を訪れる人らがターゲット。将来的には新たな観光の目玉に育て、交流人口や滞在時間の増加、地域活性化につなげる。

 市内2カ所でプログラムを用意した。

 犬飼町の大野川では川下りをするラフティング。カヌー日本代表選手も練習に訪れるリバーパーク犬飼付近で、スリリングな急流下りなどを楽しむ。参加者が力を合わせてゴムボートを操作することで団結力などを育むことができる。

 緒方町の原尻の滝ではボート体験ができる。「東洋のナイアガラ」と称される高さ約20メートル、幅約120メートルの滝から流れ落ちる水しぶきを浴びながらボートをこぐ。近くまで行って雄大さを感じたり、普段は見られない滝の裏側にも行く。

 7日、モニターツアーがあり、市内外の4人がボート体験をした。参加者がパドルを使ってすいすいとボートをこぎ、滝の迫力を味わった。初めて体験した別府市鶴見小4年の山脇知夏さん(9)は「水しぶきがすごくて面白かった。また乗りたい」と笑顔。

 同グループよると、自然豊かな同市には体験型観光「アドベンチャーツーリズム」を楽しめるスポットがたくさんあり、2年前から準備を進めていた。

 県内在住者は割引がある。申し込み、問い合わせはビーベップ豊後大野営業所(090.5730.9643)。

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