知多半島初、EV車導入 安全タクシーが出発式

出発式のテープカット(左から松石会頭、森川社長、久世市長、半田中学校の生徒代表)

 【半田】安全タクシー(本社半田市、森川栄二社長)は15日、タクシー車両として知多半島初のEV(電気自動車)5台を導入した。本社にEV用充電設備6基を設置し、2025年4月にはEVを10台に引き上げ、二酸化炭素を年間約57トン削減する計画だ。

 EV車の初乗り運賃は既存の中型車両と同様の630円。名鉄やJRの各駅、中部国際空港などの待機場で利用できるほか、電話予約も可能だ。

 同日、安全タクシー本社で出発式が開かれ、久世孝宏市長、半田商工会議所の松石奉之会頭らが出席。森川社長は「EVは静かで快適な移動空間を顧客に提供できる」と話し、久世市長は「本市はゼロカーボンシティーを宣言している。今回のEV導入は、その取り組みの一環となる」と期待した。その後、久世市長、松石会頭をはじめ、半田中学校生徒らもEVタクシーに試乗した。

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