新しい学び舎で366人が中学生活スタートへ 分離新設校の豊崎中で開校セレモニー 沖縄県内の公立中では23年ぶり

テープカットとくす玉で開校を祝った豊見城市や生徒ら=豊見城市豊崎・市立豊崎中学校

 【豊見城】沖縄県内の公立中学校では23年ぶりの分離新設校となる豊見城市立豊崎中学校(大城正篤校長)の開校セレモニーが16日、同校で開かれた。

 豊崎地域は2001年に分譲を開始した「豊崎タウン」などもあり人口が増加。校区の伊良波中が900人を超える大規模校となり、新設された。

 市や市教育委員会、学校関係者が参加したセレモニー第1部で大城校長は「子どもたち、地域が待ちに待った開校。誰一人取り残さない、生徒が主体の学校づくりを進めたい」とあいさつ。生徒会長の垣花令采(かきはな・りこ)さん(3年)は「みんなで団結して助け合い、よい伝統を作り上げるために積極的に行動したい」と力を込めた。

 セレモニーではテープカットとくす玉が割られ、開校を祝った。

 午前10時からは新2、3年生が体育館にそろい、セレモニーの第2部を行う。17日に新1年生の入学式を行い、全校生徒366人が新しい学び舎で中学生活をスタートさせる。

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