ソニー、重低音シリーズ「アルトパワーサウンド」発表 スピーカーとヘッドホン3機種登場

ソニーは4月16日、重低音再生を重視した「ULT POWER SOUND」(アルトパワーサウンド)シリーズを発表した。スピーカー2機種「ULT FIELD 7/FIELD 1」(想定税込価格:6万6000円前後/2万円前後)とヘッドホン1機種「ULT WEAR」(同:3万3000円前後)を発売する。

ULT POWER SOUNDは、迫力のある重低音再生が特徴で、今回発売の3機種は、重低音を増強するULTボタン(アルトボタン)を搭載する。

スピーカーULT FIELD 7/FIELD 1は、ワイヤレスポータブルスピーカー。ULT FIELD 7は、独自の「X-Balanced Speaker Unit」をウーファーに採用したほか、直径約46mmのトゥイーターも備え、重低音に加え、中高域もクリアに再生する。

マイク、ギター用の端子やUSB端子なども備え、カラオケが楽しめるコントロール機能も搭載。側面が光るライティング機能も採用する。サイズは高さ224mm×幅512mm×奥行き222mmで、重量約6.3kg。約5時間の充電で約30時間の使用ができるほか、10分充電で約3時間再生ができる急速充電も可能だ。

ULT FIELD 1は、約83mm×42mmのスピーカーユニットを搭載したワイヤレスポータブルスピーカー。ULTボタンにより、コンパクトなボディながら、ダイナミックな低音を再生する。サイズは高さ77mm×幅206mm×奥行き76mmで、重量約650g。約5時間の充電で約12時間の使用が可能だ。

両機種ともにIP67の防水、防塵性能を備え、アウトドアでの使用にも対応する。

ULT WEARは、40mmドーム型のドライバーユニットを搭載したワイヤレスヘッドホン。密閉ダイナミック型で、ULTボタンを押すと、低域を強調した「ULT1」、さらにパワフルな重低音を体感できる「ULT2」、「OFF」の3段階のサウンドモードを備える。

ヘッドホンの外側と内側に配置した左右合計4つのマイクでノイズを集音するノイズキャンセリング機能も搭載。風切り音を低減する構造により、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能使用時における風によるノイズを抑制し、クリアな通話をサポートする。約3.5時間の充電で、ノイズキャンセリングオン時で約30時間の連続再生が可能。対応コーデックはSBC、AAC、LDACになる。

ソニーでは重低音再生を重視したオーディオシリーズとして「EXTRA BASS」シリーズを展開してきたが、「ULT POWER SOUND」シリーズにリブランディングする。

© 朝日インタラクティブ株式会社