山形サポーターが無期限入場禁止処分、仙台戦の違反行為にクラブが声明「極めて悪質」

[写真:©︎J.LEAGUE]

モンテディオ山形は16日、サポーターの違反行為を報告。処分を発表した。

事件は13日に行われた明治安田J2リーグ第10節のベガルタ仙台とのアウェイゲーム後に発生した。

“みちのくダービー”でもあった試合。J1昇格を目指す両チームだったが、試合は2-0でホームの仙台が勝利を収めていた。

ダービーでの敗戦後、山形の選手がゴール裏のサポーターへ挨拶へ行くと、怒りの声が。さらに、選手、監督に対して水を掛ける行為があり、SNSなどで動画が出回り炎上していた。

また、理由こそ明らかにされていなかったが、翌日に予定されていたファンサービスが急遽中止に。ファン・サポーターからは、仙台戦の行為と結びつけ、チームとの関係悪化の心配をする声が多数寄せられていた。

山形は16日に声明を発表。対象者を無期限入場禁止にすることを決定したとした。

「4月13日(土)にユアテックスタジアム仙台で行われた2024明治安田J2リーグ第10節、ベガルタ仙台戦におきまして、モンテディオ山形サポーターによる違反行為が発生いたしました」

「本行為は、極めて悪質なものであり、Jリーグ、クラブで禁止されている行為です。いかなる理由があっても決して許されることではありません」

「本行為につきまして、該当者の特定及び事実確認を行い、当事者に対してJリーグで定める試合運営基準に照らし合わせた上で以下の処分を決定いたしました」

また、あらためて観戦ルールとマナーについて示しており、注意喚起を行っている。

「モンテディオ山形では、日頃より、幅広くリスペクトとフェアプレーの精神でのご観戦を呼びかけており、スタジアムに訪れるすべての皆さまが、安心してご観戦いただけるよう取り組んでおります」

「ファン・サポーターの皆様におかれましては、今一度リスペクトの精神を持った行動・言動を心掛けるとともに、ご来場の皆さまが安心・安全に観戦できるスタジアム運営の実現に向けて、観戦ルールの順守をお願いします」

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