兵庫県警 戸別訪問で特殊詐欺被害を防止 警察官が高齢者の自宅へ

県内で増加している特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、兵庫県警の警察官が高齢者の住宅を訪問し、注意を呼び掛けています。

兵庫県警は、手口が巧妙化する電話などによる詐欺被害を減らそうと、県内で特に被害が増えている神戸市東灘区と兵庫区の高齢者の住宅を、一軒一軒訪問し注意を呼び掛けています。

県警によりますと、去年1年間で確認された県内の特殊詐欺の被害件数は過去最多の1224件で、被害額は、過去2番目に多い19億9000万円に上り、被害者のおよそ8割が65歳以上の高齢者だということです。

県は高齢者を対象に自動録音電話機の購入費を1万円を上限に補助する事業を行っていて、戸別訪問では、警察官が補助の内容を説明したり、還付金詐欺などさまざまな詐欺の手口が書かれたチラシを手渡していました。

この他、もうけ話などを装ったSNSを利用した詐欺もあり、警察は高齢者だけでなく若者も警戒してほしいとしています。

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