堤駿斗が1・6キロ体重超過で再計量へ 対戦相手の古豪モレノ「驚いている」

体重超過の堤駿斗

ボクシングのフェザー級(上限体重57・1キロ)10回戦(17日、東京・後楽園ホール)で対戦するWBC世界フェザー級8位・堤駿斗(24=志成)とWBA世界フェザー級9位アンセルモ・モレノ(38=パナマ)が16日、前日計量に臨み、モレノは56・8キロでパスしたが、堤は1回目に58・7キロと1・6キロも超過。2時間の猶予が与えられ、再度計量することになった。

モレノはかつてのWBA世界バンタム級王座を12度防衛し、WBC同級王者・山中慎介(帝拳)に2度挑戦して2連敗したものの、山中を苦しめた古豪。堤の体重超過について「日本で3度目の試合だが、相手の体重超過は初めてで、とても驚いている。体重がどれぐらいか分かってから、マネジャーと相談をして決めたい」と話した。

38歳となった今も世界ランカーであり、この試合を「堤はすばらしい、若くて未来のある選手。自分にとってはタイトル戦のような気持ちで臨む。勝った方が(タイトルマッチに)挑戦できるチャンスがあると思っている」と重要視。「山中戦の時は自分の理想の体重ではなかったので、合わせるのが大変だった。今回は違った自分の試合を見せられると思う。明日は皆さんに素晴らしい試合を見せたい」と自信を示した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社