岩手・花巻市のツキノワグマ対策連絡会議 チャットによる情報共有を導入 猟友会から餌不足が出没増加の要因と指摘する意見も

岩手県花巻市で16日、クマ対策に当たる関係者の情報共有のための会議が開かれ、被害の防止について意見を交わしました。

会議には、市や警察、猟友会などから約20人が出席しました。花巻市の昨年度のクマの目撃は512件で、前の年度を大きく上回っています。会議では、チャットによる情報共有の導入や、市内の全小中学生へのクマよけのベルの配布などが確認されました。クマを巡っては環境省が16日、国の交付金で捕獲できる指定管理鳥獣への追加を発表しています。

(花巻市農村林務課・山口周行課長)
「関係機関の連絡態勢を密にして、それぞれの役割をしっかりと果たしていくこ
とが安全を守ることになると考えている」
一方で猟友会からは餌不足が出没増加の一番の要因だとして、根本的な対策を求める声が上がりました。

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