IDCは、世界スマートフォン市場に関する調査結果の速報値を発表した。2024年第1四半期の出荷台数は2億8940万台で、前年同期の2億6850万台に比べ7.8%増。
出荷台数の増加は、これで3四半期連続。世界の多くの地域でマクロ経済は今も難しい状況にあり、スマートフォン市場も混迷から完全に抜け出せたわけではないが、増加が続いていることは市場回復が進んでいる証しだという。
2024年第1四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。2023年第4四半期にAppleは1位になったが、当期はサムスン電子がトップに返り咲いた。
1位:サムスン
- 出荷台数:6010万台(6050万台、-0.7%)
- 市場シェア:20.8%(22.5%)
2位:Apple
- 出荷台数:5010万台(5540万台、-9.6%)
- 市場シェア:17.3%(20.7%)
3位:シャオミ
- 出荷台数:4080万台(3050万台、+33.8%)
- 市場シェア:14.1%(11.4%)
4位:トランシオン
- 出荷台数:2850万台(1540万台、+84.9%)
- 市場シェア:9.9%(5.7%)
5位:OPPO
- 出荷台数:2520万台(2760万台、-8.5%)
- 市場シェア:8.7%(10.3%)
その他
- 出荷台数:8470万台(7900万台、+7.2%)
- 市場シェア:29.3%(29.4%)
合計
- 出荷台数:2億8940万台(2億6850万台、+7.8%)