防犯カメラがとらえた”大胆な犯行” 加古川市の無人販売店でステーキなど窃盗被害

3月、加古川市にある無人販売店で、和牛ステーキやホルモンなどが盗まれる被害がありました。大量の商品を一度に持ち去る大胆な犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。

これは、3月25日、加古川市にある無人販売店に設置された防犯カメラの映像です。

自転車に乗り、頭にタオルを巻いたマスク姿の男がやってきました。

店に入った男は、ショーケースの中から商品をつかむと…持ってきた段ボールに詰めていきます。迷うことなく次から次へと取り出していきます。

慣れた手つきのこの男、搬入業者でも、オーナーでもありません。大量の肉を盗むために訪れたとみられています。

被害に遭ったこの店は、冷凍の和牛ステーキやカルビ、ホルモンなどを人件費をかけないことで、お手頃な価格で提供することを売りとしています。

最近はあちこちで増えた24時間の無人販売店。

この店では5台の防犯カメラやその映像を映し出すモニターを設置。万引きなどへの対策も万全…のはずでした。

男が盗んだ商品は合わせて49点。販売価格でおよそ4万5000円相当にものぼります。

店内をぐるりと回って、大量の肉を選んだ末、さぁ会計…と思いきや…男はそのまま立ち去ってしまいました。

数日後、オーナーの男性が売り上げと在庫の数が合わないことに気が付き、被害が発覚。すぐに警察に被害届を提出しました。

警察は、窃盗事件として捜査しています。

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