小中学生の7割がテレビ番組よりも「動画配信サービス」を視聴!ニフティ、「エンタメコンテンツ」調査結果を発表 / Screens

ニフティ株式会社(以下、ニフティ)は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「エンタメコンテンツ」に関するアンケート調査を実施し、レポートを公開した。

本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、よく見るテレビ番組のジャンルは何か、どの動画配信サービスをよく利用するかについてアンケートを実施し、1,733人から回答を得た。

小中学生の中で、リアルタイムでテレビ番組を見る時間は「1~2時間」が42%で1位、続いて「30分未満」が19%で2位と、テレビ番組を配信以外で見る時間は比較的少ないよう。テレビ番組よりもYouTubeなどの動画配信サービスを視聴する小中学生の方が多いことがわかった。

動画配信サービスの中でよく利用するものは、全体の94%が「YouTube」と回答し、圧倒的に多い結果となった。「Amazon Prime Video」や「Tver」が上位となっていることから、無料または安価なサービスが利用しやすいと考えられる。また、60%の小中学生が動画を倍速で見たことがあると回答しました。

■調査結果

●テレビ番組と動画配信サービス(YouTubeなど)、どちらを見ることが多い?

小学生では67%がテレビよりも動画配信サービスを視聴していることがわかった。中学生になると割合が79%まで上がり、約8割の人がYouTubeなどの配信サービスを視聴している。一方、「どちらも見ない」と回答したのは2%。ほとんどの人が、何かしらの映像コンテンツを日常的に視聴しているよう。

●TVerなどの見逃しサービス以外で、テレビ番組をリアルタイムで見る時間は1日でどのくらい?

小中学生どちらの結果でも「1~2時間」と回答した人が1番多く、割合も42~44%と大きく変化はなかった。「3~4時間」視聴している人は小学生で15%、中学生は9%と、小学生に比べると中学生の方がリアルタイムのテレビ視聴時間が少ないことがわかった。

●どのジャンルのテレビ番組を見ることが多い?(複数選択)

小中学生ともに1位は「バラエティ」。2位は、小学生では「アニメ」、中学生では「ニュース番組」となった。多くの子どもたちがテレビ番組を視聴している中、「テレビ番組は見ない」との回答もあった。

●動画はどの動画配信サービスで見てる?(複数選択)

最も多かったのは「YouTube」で、94%の小中学生が利用していた。続いて、「Amazon Prime Video」、「Tver」が上位。有料の動画配信サービスの中でも「Amazon Prime Video」が上位に入ったのは、他のサービスに比べて安価なことが理由と考えられる。

●【YouTube・ニコニコ動画以外の動画配信サービスを選んだ人へ】どのジャンルの動画を見ることが多い?(複数選択)

小中学生ともに「アニメ」が1位。中学生ではアニメを視聴している割合が69%と小学生の35%に比べて大きく差が出た。
その他には「ライブ映像」、「恋愛リアリティショー」などの回答があった。

●動画は倍速にして見たことはある?

「ある」と回答した人は、小学生で58%、中学生で63%でした。どの年代でもおよそ6割前後の人が、倍速で見ていることがわかった。タイムパフォーマンスを意識して生活している子どもたちが多いのかもしれない。

●【倍速にしたことがある人へ】どの動画を倍速にして見たことがあるか教えて!(複数選択)

倍速にしたことがある人のうち、69%が「YouTube動画」と回答した。

●映画館に映画を見に行くことはどれくらいある?

「年に1~2回」と回答した小中学生が最も多く、次いで多かったのは「ほとんど見に行かない」。多くの映画は、映画公開から少し待てば動画配信サービスで配信されるため、わざわざお金を出して映画館に行かなくてもいいという考えがあるのかもしれない。

●音楽はどうやって聴いている?(複数選択)

87%の小中学生が、「YouTubeなどの動画配信サービス」で音楽を聴いている。2位の「音楽アプリ」の50%よりも大幅に多く、大半の人が動画配信サービスを利用しているよう。配信サービスやアプリに比べて、「CDやDVDを買う」「レンタルショップで借りる」人は少ない結果となった。

●最近見た動画の中でおすすめの動画を教えて!
○なにわ男子のMVです!LIVE映像もいいです!
○推しのすとぷり!可愛くて面白いから好き。
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アーティストのMVや、推しの歌い手の番組をあげる人が多くいた。また、「スプラトゥーン」や「マインクラフト」、アプリゲームなど、さまざまなゲーム実況を見ているとの回答も。その他にも、流行りの動画や「TikTok」、人気YouTuberのチャンネルなど、幅広い回答が集まった。

■調査概要

○アンケート実施期間:2024年2月6日(火)~3月11日(月)
○調査機関:自社調査
○調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数:1,733件
○調査方法:インターネット調査

■「ニフティキッズ」について

2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える「キッズなんでも相談」や、 インターネットを楽しく安全に使うための「わが家のインターネットルール」を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っている。

※製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標。
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