秋田県内でも人的被害相次いだクマを「指定管理鳥獣」に 昨年度秋田県内では過去最多の70人けが

秋田朝日放送

昨年度、秋田県内でも過去最多の被害者が出たクマについて環境省は「指定管理鳥獣」に正式に追加しました。

今年3月までの1年間にクマに襲われけがをした人は全国で219人で6人が死亡しました。統計が残る過去18年で最も多くなり県内でも過去最多となる70人がけがをしました。今年も早い時期から住宅地に近い場所などでの目撃が相次いでいます。
環境省は対策に関する専門家の議論を踏まえクマを「指定管理鳥獣」に正式に指定しました。個体数が多い地域が対象で捕獲や生息調査に対する財政的支援を進める方針です。
佐竹知事は「人の生活圏での人身や農林畜産業の被害が増加するおそれがあることから集中的かつ広域的な管理を可能とするためと捉えている」「今後、具体的な国の支援策が示され取り組みが強化できると考えている」コメントしています。

© 秋田朝日放送㈱