【欧州CL】エムバペ〝汚名返上弾〟でバルセロナに逆転勝利 指揮官「最後までリーダーだった」

バルセロナ戦で“無双”を見せたPSGのエムバペ(ロイター)

エースが〝汚名返上〟を果たした。欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦(16日=日本時間17日)でパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)はアウェーでバルセロナ(スペイン)に4―1で勝利。2戦合計6―4とし、大逆転で3季ぶりの4強入りを決めた。

第1戦を2―3で落としたPSGは前半12分に先制弾を許すも、29分にバルセロナのDFロナルド・アラウホが退場となり、数的優位に立つと、40分に同点とし、後半9分には逆転に成功。11分にはバルセロナのシャビ監督が備品を蹴り上げて退席となる中、16分にはフランス代表キリアン・エムバぺ(25)がPKを決め、2戦合計スコアで逆転すると、44分にもエースがダメ押し弾をマークした。

敗れた第1戦で精彩を欠き、無得点だったエムバペは、スペイン紙「スポルト」に「13回もボールを失った。レフェリーへの抗議や同僚への逆ギレが目立った」と酷評されたことに〝反発〟。エースはフランス代表の同僚MFオレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード)に「立ち直してみせるよ」と巻き返しを誓い、この日の2得点につなげた。イングランド代表FWハリー・ケイン(30=バイエルン・ミュンヘン)を追い抜き、8得点でランキングのトップに立った。

PSGのルイス・エンリケ監督は「クラブにとって特別なものを手に入れたという気分だ」とし「私はキリアンに脱帽だ。彼(エムバペ)は最初から最後までリーダーだった」とエースのパフォーマンスをたたえた。ドルトムント(ドイツ)と激突する準決勝第1戦は30日(同5月1日)に行われる。

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