大分県立高生徒の国公立大現役合格率25.1% 23年度、過去最高に並ぶ【大分県】

県立高の国公立大現役合格率と合格者数

 県教委は、2023年度の県立高校生の大学入試結果をまとめた。四年制国公立の現役合格率は25.1%。22年度を0.4ポイント上回り、データが残る1988年度以降では2021年度と並んで最も高かった。難関大・難関学部の合格者(浪人生を含む)は2年連続で減少した。

 卒業生は計6308人で、国公立大には1581人(25.1%)が現役合格した。うち大分商業や別府翔青、芸術緑丘など9校の専門科からは38人が合格した。

 難関大と医学部など難関学部の合格者(浪人生を含む)は231人で、22年度比20人減った。内訳は東京大8人(同5人減)、京都大4人(同8人減)、大分大医学部医学科25人(同4人減)など。九州大は105人(同19人減)で100人台は6年連続となった。

 私立大の現役合格は、22年度より11人多い延べ3371人。浪人生を含めると▽早稲田 24人(同6人増)▽慶応 14人(同2人減)▽立命館 89人(同26人増)▽同志社 36人(同7人減)▽西南学院 159人(同35人増)―など。

 国公立の現役合格率が上昇したことについて、県教委高校教育課は「新型コロナウイルス禍の中でも、各校がデジタル活用もしながら教育活動に取り組んだ。24年度から共通テストの科目が大きく再編されるため、現役志向が高まった面もあるのではないか」と話している。

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