クラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」、「Zendesk」「HubSpot CRM」と連携

クラウド型CTI/コールセンターシステム「BIZTEL(ビズテル)」を展開するリンクは、BIZTELと「Zendesk」または「HubSpot CRM」を連携する際の設定を従来よりも容易にする新たなオプションの提供を開始した。

提供開始の背景

昨今、コールセンターを運営する企業では、顧客の声を商品・サービスの品質向上に活用する取り組みや、電話・メール・商談といった全チャネルでの顧客対応の一元管理化など、電話業務の効率化だけでなく、その先を見据えた目的のために、CTI(電話とコンピューターの統合システム)と顧客情報の管理システムを組み合わせて運用するケースが増えている。こうしたニーズに応えるべくBIZTELは、さまざまなCRMシステム・カスタマーサービスソリューションとの連携機能を開発している。

BIZTELでは、これまでもZendeskやHubSpot CRMとの連携が可能だったが、設定が複雑で工数もかかるため、顧客の負担が大きいといった課題があった。

今回リリースしたオプションでは、Quickworkが開発したノーコードかつシンプルな操作でシステム同士の連携が可能になるサービス「Quickwork」を、ZendeskやHubSpot CRMとの連携用に設定をした状態で提供する。

従来は必須だったOAuth(※)アカウントの発行・設定作業がなくなり、全体の工数が削減されるため、専門的な知識がなくても設定が可能になる。

※OAuth:本来、異なるシステム間では連携できないデータや機能などをやりとりできるようにするため、アクセス権限を付与する仕組み

本オプションは、BIZTELで着信・応答・切断・発信などのコールに関する動作をする際に、外部システムのAPI(※)に接続して、さまざまなアクションが実行できる機能「API連携コールアクション」と組み合わせて利用する。

通話後、録音ファイルの再生・ダウンロード用のURLや、応対内容の書き起こし・要約文をZendeskやHubSpot CRMに保存できるようになり、オペレーターの応対履歴の入力作業が軽減できるほか、コールセンターで収集した顧客の問い合わせ・要望といったデータを社内に自動で共有することが可能になる。

※API(Application Programming Interface):システム間の連携が簡単に行えるように作られた接続口

BIZTEL(ビズテル)について

BIZTELは、クラウド型テレフォニーサービス。企業向け電話システムやコールセンターシステムを幅広く展開している。

© 株式会社翔泳社