宮古潜建が破産申請へ 土木・潜水工事業

 宮古市藤原の土木・潜水工事業宮古潜建(資本金1千万円、田子浩社長)は自己破産申請の準備に入った。東京商工リサーチ盛岡支店によると、負債総額は1億638万円だが、変動している可能性がある。

 1981年に創業し、82年に法人化した。地元建設業者の下請けを中心に稼働し、売上高5千万円から1億円で推移。東日本大震災後は復興需要を取り込み、2015年3月期は売上高2億1907万円を計上した。

 復興需要が終息すると業績が後退し、17年3月期から赤字決算が増えた。22年3月期は売上高1410万円まで落ち込み、債務超過となった。業況は好転せず、事業継続は困難として事業を停止した。

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