アーセナル率いるアルテタ監督、15年ぶりCL準決勝進出へ「成果を見せる絶好の機会」

写真:15年ぶりとなる準決勝進出を懸けてバイエルン戦に臨む ©Getty Images

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)バイエルンとの試合を控えた会見でチームの進歩を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

アーセナルは、現地時間4月9日に行われたバイエルンとのCL準々決勝ファーストレグを2-2というスコアで引き分けた。そして同17日に、アーセナルは敵地アリアンツ・アレーナに乗り込んで、CL準決勝進出が懸かるセカンドレグを戦う。

同14日のプレミアリーグ第33節、アーセナルはアストンヴィラとの試合に敗れ、首位から2位に順位を落とている。しかし、アルテタ監督はバイエルンとの試合に向けて、この敗戦は関係ないと語った。

「アストンヴィラ戦の結果は頭の中から捨てた。どんな試合結果であろうと、バイエルン戦に影響はないからだ。切り替えて集中し、次の試合に勝つために自信、信頼、理解を深めていく」

続いてアルテタ監督は、バイエルンとの試合に向けてモチベーションを語った。

「我々は10カ月前から、CLという旅を歩むために準備をしてきた。そして明日、その成果を見せる絶好のチャンスがやってくる。この7年間、世界最高のチームを相手に信じられないような旅路を歩んできた。この試合に勝てば、この15年から17年の間、クラブが成し遂げられなかったCL準決勝だ」

「CLは我々が目指してきた舞台だが、満足はしていない。さらに上を目指している。最後までベストを尽くし、トロフィーを勝ち取って成功を収めたいと思っている」

バイエルンに所属する選手たちは、CLで多くの経験を積み重ねている。また、指揮官であるトーマス・トゥヘル監督は、過去にチェルシーをCL優勝に導いた。アルテタ監督は、経験という点では及ばないとしつつも、この試合を戦える興奮を口にした。

「ほとんどの選手たちはこのような試合を戦ったことがないし、初めての経験になるだろう。だが、選手たちはやる気にあふれ、準備もできているし、自信もある。明日は経験豊富な相手に対し、それを見せていかなければならない」

アーセナルとバイエルンによるCL準々決勝セカンドレグは、日本時間4月18日午前4時に試合開始の予定だ。

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