甲子園球場100周年 アサヒが限定生ビール

今年8月に開場100周年を迎える阪神甲子園球場は、9日の阪神タイガース×広島東洋カープ戦から生ビール「アサヒクラシック」の販売を球場限定で始めた。今年限りで、なくなり次第終了する。

アサヒビールが100年前のレシピを再現し、名古屋工場で製造。3年前から開発を始め、最初の1年は資料集め、2年目から試作を繰り返し半年前にサンプルが完成し今回の販売にいたった。新ブランド開発部の西村壮一郎部長(写真中央右)は「原料も設備環境も違うが、当時の処方を基に近いものができたのではないか。甲子園球場で野球が行われる時期に、おいしく味わえるビールにした」と説明。

甲子園球場の向井格郎球場長(写真中央左)は「以前から球場限定のビールを作りたいという思いを持っており、それが実現でき感慨深い」と述べた。

阪神電気鉄道の初代社長、外山脩造はアサヒビールの創業メンバーでもあり、両社の関係は深い。アサヒビールは甲子園球場がリニューアルされた08年に球場の、18年からは球団のオフィシャルスポンサーとなっている。

甲子園球場で開かれるプロ野球公式戦では、阪神タイガースの近本光司選手が場内ビジョンに登場し、商品をアピールする。1杯800円(税込み)。

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