車イスのドルトムントファンから〝お宝〟ユニホームを強奪した男に猛批判 永久出禁を要望

勝利したドルトムント(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦(16日=日本時間17日)でホームのドルトムント(ドイツ)がアトレチコ・マドリード(スペイン)に4―2、2戦合計5―4で勝利した試合で起きたまさかのアクシデントに波紋が広がっている。

英紙「デーリー・メール」など各メディアによると、この試合で先制ゴールを決めたドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ブラント(27)はプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた試合後、障がいを持ち、車イスに乗るファンに試合で着用していたユニホームをプレゼントしたが、他のサポーターにより、その〝お宝〟ユニホームは強奪されたという。

同紙は「他のファンが盗んで、その場を立ち去り、他のサポーターに追いかけられた」と指摘。ユニホームを盗んだのはニット帽をかぶる灰色のウエアを着た男性だったという。「心ないひったくり犯は満面の笑みを浮かべて、車イスに乗った男性の同伴者に向けてキット(ユニホーム)を振りさえした」と伝えた。

あまりにひどい〝事件〟に X(旧ツイッター)上では「ブラントから車イスユーザーへのプレゼントを奪う。スタジアムへの永久出場停止をお願いします!」の投稿も。これにドルトムントのMFマリウス・ボルフが反応し「それは明らかにされるだろう」と返信し、対応を示唆したという。

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