ご飯はちゃんと食べても大丈夫?主食はちゃんと食べてしっかり痩せる方法とは?【炭水化物の話】

ご飯を最後に食べて摂り過ぎ防止

ロカボでは1食の糖質摂取量は40g以下です。おかずや調味料にも糖質は含まれますので、その分を差し引いた主食の糖質は20gほどとなります。例えば、ご飯なら茶碗半膳程度が目安です。この量を守っていれば、おかずは基本的に何を食べても大丈夫です。肉でも野菜でも、好きなものを好きなだけ食べましょう。ご飯は炒飯や卵かけご飯のほうが血糖値のピークは低く抑えられます。

おかずに野菜を加え食物繊維を摂取すれば、血糖値はより上がりにくくなります。ただ、人によっては糖質(ご飯)と脂質・タンパク質(卵や炒め油)との同時摂取では、十分に食後血糖値を抑制できないことがあります。ですので、もう1つ大切なのがご飯などの主食を最後に食べること。そうすれば、おかずである程度、満腹感が得られ、主食が少なくて済み、脂質やタンパク質の力が十分に発揮され同じ主食量でも血糖値上昇を抑制できるのです。

とはいえ、これまでご飯をもりもり食べていた人にとって、いきなり茶碗半分にするのは難しいはず。そこで、大盛りを普通盛りにする、2杯を1杯にするなど、できることからはじめましょう。それだけでも変化が現れるはずです。どうすればおかずをおいしくたくさん食べられるか、主食なしでも満腹になれるか、そんな工夫を楽しむことができるようになります。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田悟

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田 悟

昨今、健康法やダイエット法として“糖質制限”が浸透し定番となっていますが、一度やってみたものの挫折してしまう人も多く「一生続けるのは現実的じゃない…」「やっぱり主食を食べたい」という声も少なくありません。 本書では『炭水化物』をテーマに、ガマンせずに食べながら痩せる方法や生活習慣病の予防に役立つ知識を、糖尿病専門医でもある著者が図解でわかりやすく解説します。 すべてのカギは『血糖値』。血糖値と聞くと、糖尿病など生活習慣病の人だけが気にするべき数値のようなイメージがあるかもしれませんが、健康診断の数値にあらわれない『食後高血糖』は成人の2人に1人に起きているといわれており、誰もが他人事ではない数値です。 炭水化物を食べながらでも血糖値を上げない食事法を具体的に紹介し、「GI値の低い食品って太りにくいの?」「外食のときはどうすればいい?」「食べ過ぎてしまったら翌日は食事を抜くべき?」といったギモンにも医学的に回答。さらに「白米よりチャーハンのほうが太らない」「油はたくさん摂ってOK」「朝のフルーツはNG」など、今までの固定概念を覆す新常識も。 最先端の研究にもとづいた食事法で、炭水化物や糖質を「食べられない」ではなく「どう工夫して食べるか」がわかる、楽しく一生続けられるメソッドが満載の一冊です。

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