九州大学がTSMCと覚書を締結

九州大学は台湾の大手半導体メーカーTSMCと半導体分野における包括的な連携を進める覚書を締結したことを発表しました。

覚書の締結は1日付で有効期限は3年間です。

九州大学は去年、大学院に設立した「価値創造型半導体人材育成センター」にTSMCの社員を招きます。

最先端の量産技術を体験した技術者による講義が行われ、九州内の8大学にもオンラインで配信されます。

また、TSMC台湾本社へ1カ月程度のインターンも実施され学生の募集が始まっています。

これらは、サプライチェーンを含む人材不足を解消したいTSMCの狙いにも合致すると見られています。

国内の半導体分野でトップクラスの人材が年間100人必要とされるなか、九州大学はそのうち3分の1程度の育成を目標にしていきたいとしています。

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