庁舎空き室活用いかが 宮城・大崎市岩出山支所が募集

昨年5月まで市教委が入っていた2階執務スペース(市提供)

 大崎市は岩出山庁舎にある空きスペースの有効活用に向け、オフィスやサークル活動の場などに一定期間利用してもらう「トライアル・サウンディング」を実施している。
 同庁舎は昨年の市役所本庁舎完成に伴う機能集約に伴い、2006年の市町村合併から教育委員会事務局が使用してきた2階西側フロア計約324平方メートルが空きスペースとなった。利活用策を模索し、22年度には民間事業者への聞き取り調査を実施したが、具体的な提案に至らなかった。
 貸し出すのは旧教育長室など3室(36~57平方メートル)と旧執務室(192.5平方メートル)。市内外の法人、個人事業主、任意団体が無料で最大30日間利用でき、机などの貸し出しにも応じる。市民のサービスや利便性向上に資する使い方で、市に財政負担を求めないことが提案要件。担当者は「ぜひ実際に使ってみてほしい」と話す。
 募集は11月15日まで。利用期間は6月3日~12月20日。連絡先は市岩出山総合支所地域振興課地域づくり担当0229(72)1211。

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