ウクライナのゼレンスキー大統領は、兵員不足に対処するために、軍の動員をより厳しくする改正法案に署名した。
新たな法案では、ウクライナ国籍を持つ18歳から60歳の男性は国外に住む場合も含めて、法律の施行から60日以内に住所や連絡先などの最新の個人情報を、あらためて軍当局に登録しなければいけない。
また登録した書類は、常に携帯することが義務づけられる。
改正案には当初、動員された兵士は3年間で除隊となる規定が盛り込まれていたが、削除された。
当初は、徴兵逃れに対する厳しい罰則が検討されていたものの、市民の反発から、日本円で約9万円の罰金や、車の運転停止にとどまった。
約1カ月間の移行期間を経て施行される。