インバウンド含む「観光」が堅調 日銀青森支店「青森県内の景気は緩やかに回復」と総括判断を据え置き

青森県内の景気について日本銀行青森支店は16日の会見で、「緩やかに回復している」としました。

今後の動きで注目されるのは―

【日本銀行青森支店 武藤一郎支店長】
「桜祭りの開催やその先のゴールデン・ウイークも含めて、今後観光シーズンが本格化していく中で、インバウンドや県外からの観光客の増加が期待でき、これが県経済の押し上げに寄与するものと考えております」

日銀青森支店によりますと、個人消費は「回復している」としています。

その個人消費をけん引しているのが観光です。2月から3月にかけての冬場の観光需要が例年より増加し、観光を含むサービス消費は着実に回復しているとしています。

一方で、生産は「全体としては弱含んでいる」としています。こうした状況から日銀青森支店は、「県内の景気は緩やかに回復している」と、総括判断を7カ月連続で据え置きました。

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