【中日】今季最多の貯金「6」で9年ぶりセ・リーグ10勝1番乗り 完封リレーで12試合連続2失点以下

中日・立浪監督

中日が17日のヤクルト戦(バンテリン)に2―0で勝ち、今季最多の貯金「6」。10勝4敗2分けで9年ぶりのセ・リーグ10勝1番乗りとなった。

前日(16日)の試合で守備の際に右足を痛めた高橋周が、この日「右外側ヒラメ筋損傷」と診断され登録抹消。攻守でチームの快進撃を支えてきた高橋周の離脱にチーム内には嫌なムードが漂ったが、代わりに「6番・サード」でスタメン出場したカリステが見事な働きを見せた。

0―0で迎えた6回二死から中田の四球、細川の左翼フェンス直撃の二塁打で二、三塁のチャンスをつかむとカリステがレフト前へ先制の2点タイムリー。「打ったボールはフォークかな。前の打席から(ヤクルト先発・小沢が)どんどん攻めてきていたから積極的に打ちにいこうと決めていた。うまく打てたかな」と殊勲打を放った助っ人はベンチで笑顔を見せた。

自慢の強力投手陣は5回無失点の先発・涌井から斎藤―清水―松山―マルティネスとつないでヤクルト打線をシャットアウト。これで3日の巨人戦から球団タイ記録となる12試合連続2失点以下を記録した。投打ともにかみ合って首位ロードを突っ走るドラゴンズ。セ・リーグの主役として存在感がどんどん増している。

© 株式会社東京スポーツ新聞社