【巨人】3年目右腕・赤星優志が不運な5回2失点「二死からの失点が反省点」

巨人の3年目右腕・赤星優志投手(24)が17日の阪神戦(甲子園)で躍動も、不運が重なり白星はならなかった。巨人が0―2で敗れ引き分けを挟んでの連勝が6で止まった。

今季初先発となった赤星は3回二死まで無安打投球。だが近本、中野に連打を許すと二死一、二塁で森下に左中間にはじき返された。

中堅・佐々木が目測を誤ったのか足をとられ転倒。すぐに起き上がったが、中越えの2点適時二塁打となった。

失点にも味方の反撃を信じて腕を降った赤星だったが、この日の巨人は拙攻が続いた。2回に先頭・丸が右中間を破る三塁打で無死三塁とするも後続が凡退。さらに4回無死満塁の好機も無得点と1点が遠かった。

赤星は2点を追う6回の打席に代打を送られ降板。5回75球3安打4奪三振2失点の成績で今季初勝利はならなかった。右腕は「二死からの失点が反省点です。次に向けてまた頑張ります」と前を向いた。

昨季5勝の右腕は今季はロングリリーフでのスタートとなったが、メンデスが二軍再調整となり出番が回ってきた。「(阪神打線は)乗ってくると勢いがあると思うので、一つ一つアウトを取れるようにしたい」と意気込んでいたが、運に恵まれなかった。

赤星は昨季の阪神戦は防御率は1・93で1勝1敗。新人だった22年も7戦で防御率1・13と阪神戦を得意としていた。惜しくも白星を逃した巨人の〝虎キラー〟が次こそは勝利を手にする。

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