山下智久ドラマにフジテレビが熱を上げるワケ 旧ジャニーズ離れの試金石

衰えぬ人気の山下

俳優の山下智久(39)が4月期に主演する連続ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)が24日からスタートする。

同ドラマは、小沢かな氏の連載漫画「BLUE MOMENT」が原作。甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るため、知恵と知識を駆使して救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語だ。

このドラマを盛り上げるべく、フジテレビは4月1日から〝4月は山下智久たっぷり!〟と題し、ドラマ「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」をはじめとする山下の主演ドラマを昼の時間帯に再放送している。業界関係者の話。

「SNSでは『コード・ブルー見られてよかった』『コード・ブルー最高』『泣ける』など反響が大きい。山下ファンの掘り起こしに成功しています」

山下が民放ドラマに出演するのは5年ぶりの上に、フジテレビの〝山P推し〟で局内では高視聴率を期待する声が上がっているようだ。

実は同局としてもこのドラマの成否は今後の戦略にも影響するという。

「フジ上層部はスポンサーを考慮し、旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTと距離を置く方針をとっています。その一方で〝辞めジャニ〟を積極的に起用するとされ、その筆頭が山下なのです。何と言っても『コード・ブルー』がテレビ、映画で大成功を収めましたからね。今回のドラマも成功させて、あの栄光をもう一度というわけです」(同)

フジテレビの〝山P推し〟は奏功するか――。

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