先発の座を争う準備ができているレイダースQBオコンネル

ラスベガス・レイダースのエイダン・オコンネル【AP Photo/Steve Marcus】

ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)エイダン・オコンネルは先発としてルーキーシーズンを終えたが、2024年にその座を維持するためには競争しなければならないことを理解している。

キャリア2年目のオコンネルは今オフシーズンにフリーエージェント(FA)として加入したQBガードナー・ミンシューとその仕事をかけて争う見込みだ。また、レイダースが来週に行われるドラフトで新人を獲得し、その争いに加える可能性もある。競争に巻き込まれる見込みがあっても、パーデュー大学出身のオコンネルは気にしていないようだ。

チーム公式サイトによると、オコンネルは「このレベルでは特に、パーデューでも同じことを考えていたけど、特にこのレベルでは競争がつきものだ。つまり、ここは最高峰なんだ。コーチ陣も経営陣もチームをより良くするために可能な限り優秀な選手を集めたいと考えているし、一番優秀な選手がプレーすることになる。だから、俺はただ自分の仕事をしようとしているだけだ」と話したという。

オコンネルは新人として10試合に先発し、2,218ヤード、タッチダウン12回、インターセプト7回を記録。ヘッドコーチ(HC)を務めていたジョシュ・マクダニエルズがシーズン途中で解任された後、オコンネルはジミー・ガロポロから先発の座を引き継ぎ、最後の試合までその座に就いていた。オコンネルはシーズン最後の9試合に先発出場。チームは最後の4試合中3試合で勝利するなど、その間の成績を5勝4敗としている。

25歳のオコンネルは輝きを放ったものの、相手守備陣がより多くの参考動画を得るにつれ、苦戦を強いられるようになった。クリスマスに勝利したカンザスシティ・チーフス戦では、ディフェンスとランゲームが主な勝因となり、オコンネルはパス21回中9回成功、62パスヤードという成績にとどまっている。

オコンネルは昨シーズンにインディアナポリス・コルツでオフェンスの状態を維持できる、頼りがいのある先発であることを証明したミンシューと競うことになる。

レイダースは現地25日(木)にドラフト1巡目でクオーターバックを指名する可能性があるチームの1つだ。レイダースは全体13位指名権を保持しており、新ジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコが(ロサンゼルス・チャージャーズ時代にはめったにしなかったことだが)資本をトレードして順位を上げるのか、それとも自分たちが好むQBが残っていることを期待して待つのかが疑問点となっている。レイダースが早い段階でのQB指名を避け、2日目または3日目に獲得する可能性もあるだろう。

来週の展開がどうなろうと、オコンネルは先発の座をかけて戦う準備ができている。

「このレベルでは慣れていないけど、競争という点では何も新しいことじゃない」と語ったオコンネルは「それは高校生の頃から対処し、乗り越えてきたことだ。それは単純にゲームの一部だ。あるポジション特有のものではなくて、どのポジションでもそういうものだ」と続けた。

【RA】

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