夫と大山登山をしていた60代女性 両足がつって救助要請、防災ヘリコプターで救助 救急隊員「女性はハイキング程度の装備」

17日、鳥取県の国立公園・大山で登山をしていた60代の女性が、両足がつって防災ヘリコプターで救助されました。警察は、登山歴が豊富でも慢心せず、登山の前は万全な準備するよう呼び掛けています。

救助されたのは、鳥取県伯耆町に住む60代の女性です。

警察によりますと、女性は17日午前10時半頃から夫と2人で、鳥取県の大山の夏山登山道から山頂に向けて登山を開始。しかし午後2時頃、9合目付近で両足がつったため動けなくなったということです。

その後、近くを通りかかった通行人に救助を要請し午後2時14分頃に119番通報。

そしてそのおよそ1時間後、女性は鳥取県の防災ヘリコプターによって救助され、米子市内の病院に救急搬送されました。命に別条はないということです。

警察によりますと、女性は登山歴20年以上、大山も毎年登るほどのベテランで、登山届も提出していましたが、救助に駆け付けた救急隊員は、女性の装備は「ハイキング程度の装備で、水分と糖分に不足が見られた」と話していたということです。

警察は、登山歴が豊富でも慢心せず、登山届の提出はもちろん、万全な体調と装備で、登山に臨んでほしいとしています。

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