契約延長を望むライオンズQBゴフ、「長くここにいたい」

デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Mark J. Terrill】

クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフとデトロイト・ライオンズは2024年以降も契約を継続する意思があることを、どちらもかなり明白に示している。

契約最終年を迎えようとしているゴフは、自主参加のオフシーズンプログラムに参加する中で、ライオンズ残留を望んでいることを改めて強調した。

『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のデイブ・バーケットによると、ゴフは「最高だった。ここが大好きだし、長くここにいたい。ここのファンの前でプレーして、この1年半くらいで勝利の文化をもたらせたことは、前に話した通り、本当に特別なことだった。みんながそれを経験するのを見たり、その一部になれたりしたのは楽しかったけど、決して俺たちは現状に満足したり、喜んだりしているわけじゃない。今は、次に何が起こるかが重要だ」と話したという。

2016年ドラフトでロサンゼルス・ラムズから全体1位指名を受けたゴフは最近、ライオンズへのトレードは「今までの人生で最高の出来事」だったと語っている。デトロイトでの3シーズンで、ゴフは攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソンのオフェンスに慣れ、2022年にはプロボウルに選出された。また、昨シーズンにはライオンズを12勝5敗の成績でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに導いている。

ライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズはゴフとの長期契約について楽観的な発言をしてきた。ゴフも同じように乗り気であることを踏まえると、契約はシーズン開幕前に実現するかもしれない。

「何かを教えたくはない」とコメントしたゴフは「話し合いはしている。ブラッドは君たちに話をしたし、俺も同じことを言うつもりだ。話し合いはしている。ああ、俺の代理人がトップに立っていい仕事をしてくれている。俺は彼らを信頼している」と続けた。

質の高い先発クオーターバックの年俸の相場は4,000万ドル(約61億7,122万円)以上となっている。問題は、ゴフとその代理人が数字をどこまで押し上げようとするかだ。

2019年にサインした4年1億3,400万ドル(約206億7,359万円)の契約の最終年に、2,230万ドル(約34億4,046万円)の基本給を受け取るゴフは、ライオンズのサラリーキャップに対して3,230万ドル(約49億8,284万円)を数える。その構造とキャッシュフローは、新契約の年平均額と同じくらい重要だ。ホームズGMはワイドレシーバー(WR)アモン-ラ・セント・ブラウンやオフェンシブタックル(OT)ペネイ・スウェルとの契約も計画しているため、クラブの機動力を確保することは最優先だと言えよう。

双方が意欲的であれば、契約は大抵、7月中旬に行われるトレーニングキャンプまでに実現するものだ。それでも、交渉が決裂した場合、ライオンズには次の2年間でゴフにフランチャイズタグを使うという手もある。

【RA】

© NFLJapan.com