元レイブンズRBドビンズがチャージャーズと1年契約へ

ボルティモア・レイブンズのJ.K.ドビンズ【AP Photo/Terrance Williams】

ランニングバック(RB)J.K.ドビンズはロサンゼルスで復活を果たそうとしており、そこでおなじみの顔ぶれに囲まれることになりそうだ。

ドビンズがロサンゼルス・チャージャーズと1年契約を結ぶと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがドビンズの代理人の話をもとに報じた。

2023年シーズン第1週にアキレス腱(けん)を断裂したところから復帰を目指しているドビンズは、かつてボルティモア・レイブンズで攻撃コーディネーター(OC)を務めていたグレッグ・ローマンと、かつてのチームメイトで、今オフシーズンにフリーエージェント(FA)としてチャージャーズと契約を結んだRBガス・エドワーズと再会する。

ドビンズはキャリア最初の3年間をローマンと過ごし、ルーキーシーズンの2020年には805ヤード、タッチダウン9回を記録してポテンシャルを開花させた。その期間には、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して1シーズンをまるまる棒に振った2021年シーズンも含まれている。

5.8ヤードというキャリア通算のキャリー平均ヤードが物語っているように、健康状態が良いときは輝きを放ってきたドビンズ。しかし、4年間で出場した数はわずか24試合にとどまっている。

それでも、ドビンズはまだ25歳であり、チャージャーズで復活を遂げようとしている。レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーの弟であるジム・ハーボーをヘッドコーチに据え、ローマンと、この数シーズンでレイブンズのトップRBだった2人を呼び寄せたチャージャーズは、レイブンズと少し似てきたと言える。

ペリセロは3月26日に、グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で80位に位置していたドビンズが、ニール・エルアトラッシュ医師からフットボール活動の許可を得たとも報じていた。

健康を維持できれば、チャージャーズと、もう1人のハーボーの下で、ドビンズはついにその潜在能力を最大限に発揮できるだろう。そして、このロサンゼルスでの物語は復活劇になるかもしれない。

【RA】

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