「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」13週連続で警報

福岡県では、子どもを中心に感染する「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の流行が収まりません。

13週連続で「警報」を発表し、注意を呼び掛けています。

「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は、子どもに多い溶連菌感染症の一種で、突然の発熱やのどの痛み、全身の倦怠感などの症状が出るということです。

福岡県によりますと、4月8日からまで14日の1週間で、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の感染が、1定点医療機関あたり4.91人確認され、警報レベルが続いています。

飛沫や接触で感染が広がることから、福岡県は手洗いなど基本的な感染対策を呼びかけています。

また、“人食いバクテリア”とも呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の感染者は福岡県内でこれまでに28人確認され、過去最高だった去年の47人を上回るペースで推移しています。

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