キャベツ1個323円の高値に 例年の2倍以上の価格 「関東地方の悪天候で発育に影響」5月には戻るか

テレビ愛知

名古屋市中区・大須にある生鮮食品館「サノヤ」の担当者に、野菜の価格について話を聞きました。

ハクサイやレタスの価格も上昇傾向

キャベツ

●キャベツ 1個
店頭価格323円(仕入れ価格 前週比+50円)

サノヤ担当者:
「キャベツは現在品薄です。ここ2週間ほど、仕入れ価格が例年の2倍・3倍で推移しています。関東地方で3月あたりに天候不順がありました。日照不足によって野菜自体の発育が悪くなったほか、雨によって収穫作業に支障が出ています。中部地方の出荷は豊富ですが、関東地方に供給する影響で品薄状態が続いています」

――キャベツ以外の葉物野菜にも支障は出ていますか。

「関東地方が特産のハクサイやレタスも価格が上がっています」

――この高値はいつ頃まで続きそうですか。

「5月まで続くと思います。野菜の生育には2カ月・3カ月かかるので、3月の天候不順の影響が解消されるのは5月あたり。その後、価格が戻ると予想しています」

小松菜

●小松菜 1袋
店頭価格141円(仕入れ価格 前週比±0円)

サノヤ担当者:
「小松菜やホウレンソウは収穫量が安定していて、価格も落ち着いています。ただ、キャベツやハクサイの代わりに使う方が多く、需要が高まっています。じわじわと価格が上がっていますね」

ニンジン

●ニンジン 1袋
店頭価格215円(仕入れ価格 前週比±0円)

サノヤ担当者:
「春から学校給食や飲食店のランチでの需要が高まるので、若干価格が上がる傾向にあります」

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