マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが2024年1Q業績発表…純収入4割増

サンズチャイナのIR、手前がザ・プラザ、奥がヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区にて本紙撮影

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024年)第1四半期(1〜3月)の業績を発表。

 米国会計基準による同社の今年第1四半期の純収入は前年同時期から42%増の18.0億米ドル(日本円換算:約2777億円)。純利益は2.90億米ドル(約447億円)で、前年同時期のマイナス1000万米ドル(約15.4億円)からプラス転換した。調整後プロパティEBITDAについても53.3%増の6.10億米ドル(約941億円)に。

 サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今回の業績発表にあたり、マカオ市場の今後の成長に十分な自信を持っており、設備投資プロジェクトが進む中、四半期業績も堅調に推移しているなどとコメント。また、パトリック・デュモンCOOはマカオの傘下IR施設のリノベーション計画について、11月にもヴェネチアンマカオ併設「コタイアリーナ」の再オープンを予定しているほか、ロンドナーマカオ第2フェーズについては年末までにタワー1、来年5月のゴールデンウィーク前までにタワー2が完成予定で、シェラトンのカジノは来月からリノベーションを始め、12月の再オープンを見込んでいるとした。

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