旧門司駅遺構 7月に追加発掘調査へ

北九州市は18日、門司区の複合公共施設の建設予定地で見つかった旧門司駅関連遺構について、7月にも追加の発掘調査をすることを明らかにしました。

旧門司駅関連遺構は、明治時代に開業した旧門司駅の機関車庫の基礎部分などとみられていて、現地での保存を求める声が一部の専門家などから出ています。

北九州市は当初、遺構の一部を別の場所に移築して保存する方針を打ち出していましたが、2月議会で議会側が、移築はせず追加の調査や市民への説明を求めていました。

これを受け、北九州市は18日、市議会の建設建築委員会で、4月末ごろから追加の発掘調査の範囲を定めるための試掘を行い、早ければ7月にも調査に着手する意向を明らかにしました。

調査が終わり次第、記録保存を行い、複合公共施設の建設に取りかかる方針です。

また、市民への説明会を4月中にも開くとしています。

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