PFOS・PFOA検出 知事「過度な不安抱かないで」

PFOS・PFOA検出 知事「過度な不安抱かないで」

 千葉県柏市などを流れる河川で、国の基準を大幅に超える有害物質、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)が検出された問題で、熊谷知事は4月18日「過度な不安は抱かないでほしい」としたうえで、県として調査を進める考えを示しました。

 この問題は、柏市と白井市の市境を流れる人工河川「金山落」を中心に県が調査したところ、有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」が、国の指針値の最大36倍の数値で検出されたものです。

 この結果を受け、熊谷知事は18日の定例会見で「原因を把握する必要がある」とし、とくに数値が高かった海上自衛隊下総航空基地の近くについては「さらに上流を調査し、必要に応じて対応する」と述べました。

 一方で、この河川が飲み水用の水源ではないとして次のように強調しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「調査した地点は基本的に飲用に使っているものではないので、その点は過度な不安は抱かないようにしていただきたい。県と周辺の関係市で連携し、水質調査などを着実に行っていきたい」

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