病院内の薬局整備巡り KKR入札妨害事件 3被告に有罪判決

札幌の総合病院KKR札幌医療センター敷地内の薬局整備事業をめぐり、偽計入札妨害の罪に問われた病院の元事務部長ら3人について、札幌地裁はきょう執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

偽計入札妨害の罪に問われたのは、KKR札幌医療センターの元事務部長・藤井浩之被告と、調剤薬局大手・アインファーマシーズの元社長酒井雅人被告と元取締役新山典義被告です。3人は共謀して病院敷地内に薬局を整備する公募型プロポーザルで、他社の提案内容をアイン社側に漏らしたなどとされていました。きょうの判決で札幌地裁の渡辺史朗裁判長は「公正を害した」などと指摘し、藤井被告に懲役1年、執行猶予3年、酒井被告と新山被告にいずれも懲役6か月、執行猶予2年を言い渡しました。

© テレビ北海道