速報 北海道の新たなコロナ感染3.91人、10週ぶりに前週比上↑…札幌4.02人、最多の市立函館7.30人、インフル3.87人は2週連続2桁台、警報もすべて解除

新型コロナウイルス

18日午後、新型コロナウイルスの4月8日から14日までの新たな感染確認の状況が発表されました。北海道全体では3.91人で、10週ぶりに前週を上回りました。一方、インフルエンザは3.87人で、先週まで発表されていた警報もすべて解除されました。

新型コロナの新規感染者数は、去年5月8日の「5類」移行後、これまでの全数把握を取り止め、北海道内30の保健所単位で、指定した医療機関からの報告に基づく定点把握となっています。

4月8日から14日までの1週間、30か所の保健所単位で指定した医療機関の報告を平均した1日あたりの新規感染数は、下記のようになりました。先週まで9週連続で前週を下回っていましたが、10週ぶりに前週を上回りました。

また、30の保健所別では、前週より増加したのは、札幌、小樽市、市立函館、岩見沢、深川、倶知安、苫小牧、浦河、名寄、網走、北見、帯広、釧路の13地点で、前週(5地点)より増えました。増えた13地点は、いずれも1人未満から数人の微増となっています。

◆全道 3.91人(前週3.86人、前々週4.35人)

・札幌市 4.02人(前週3.81人)
・小樽市 3.00人(1.00人)
・函館市 7.30人(4.80人)
・旭川市 5.00人(5.69人)

<石狩、空知、後志地方>
・江別 5.00人(5.75人)
・千歳 4.50人(5.38人)
・岩見沢 4.50人(2.63人)
・滝川 3.17人(4.17人)
・深川 6.00人(3.67人)
・倶知安 4.75人(4.50人)
・岩内 1.00人(3.00人)

<胆振、日高、渡島、桧山地方>
・室蘭 4.88人(8.00人)
・苫小牧 3.75人(3.25人)
・浦河 3.33人(2.33人)
・静内 3.33人(5.67人)
・渡島 2.43人(3.71人)
・八雲 6.00人(8.33人)
・江差 3.00人(4.00人)

<上川、留萌、宗谷、オホーツク地方>
・上川 1.33人(3.67人)
・名寄 5.80人(1.20人)
・富良野 5.33人(6.67人)
・留萌 0.67人(3.00人)
・稚内 1.88人(2.25人)
・網走 0.60人(0.40人)
・北見 3.43人(3.00人)
・紋別 1.80人(3.80人)

<十勝、釧路、根室地方>
・帯広 4.17人(3.83人)
・釧路 3.55人(2.09人)
・根室 0.50人(0.50人)
・中標津 2.00人(1.33人)

ちなみに、同じ「5類」のインフルエンザの場合、10.00人で注意報、30.00人で警報レベルとされています。
30.00人以上の地点は、8週連続でありません。
10.00人以上の注意報レベルの地点も、ありません。

※注意報
10.00人以上で、流行の発生前なら、今後4週間以内に大きな流行の可能性あり、発生後なら流行が継続の可能性。
※警報
30.00人以上で、大きな流行が発生、または継続しつつある可能性。解除は、30.00人ではなく、10.00人を下回った段階で。

一方、かつてない感染拡大が続いていたインフルエンザも6.90人で、4週連続でだけでなく(前週15.17人、前々週24.31人)、10.00人以上の注意報レベルも下回りました。1月22~28日の週以来、一桁の発表となるのは、10週ぶりです。

<30.00人以上>
・なし

<10.00人以上>
・なし

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