【大学受験2026】阪大、基礎工学部に女子枠…学校推薦型選抜20人

女子学生の教育体制の充実総合パッケージを展開

大阪大学は2024年4月17日、DE&I実現に向け、「女子学生の教育体制の充実総合パッケージ」を展開すると発表した。基礎工学部の学校推薦型選抜に2026年度から女性枠を設置することなどを含む、総合的な取組みを積極的に促進する。

大阪大学は、地域から世界全体に及ぶさまざまな課題を解決し、「生きがいを育む社会」を創造する大学として、性別、SOGI(性的指向、性自認)、障がいの有無、国籍、民族、文化的背景、年齢等の違いを超えた、真に多様性を生かせる環境作りに取り組んでいる。

女子学生の教育体制の充実総合パッケージでは、多様性こそがイノベーションの源泉の1つと考える同大のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)実現への取組みを示した。

中でも、多くの優秀な女子学生を迎えるため、2026年度入試から、基礎工学部の学校推薦型選抜に女性枠を新設。2025年度までの募集定員45人は一般枠として維持しながら、新たに電子物理科学科4人、化学応用科学科4人、システム科学科8人、情報科学科4人の計20人を女性枠として新設する。

このほか、「女子学生の教育体制の充実総合パッケージ」では、学部入学生(女子学生)を対象とした入学支援金制度、自然科学系分野女子学生を対象としたネットワーク「asiam(アザイム)」、生理用品のトイレ内での無償提供、ベビーケアルームmamaro設置など、DE&I実現に向けた取組みをまとめている。

川端珠紀

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