子どもが成長したら一緒にしたいこと。「写真を撮る」「旅行へ行く」「お酒を飲む」などなど、素敵なアイデアを紹介します

引用元:PeopleImages/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに「お子さんが成長した節目にやってみたいこと、伝えたいことはありますか?もしよろしければ、パートナーと一緒に考えてみてください」と、質問。たくさんのコメントが寄せられました。トップは「写真を撮る」。さらに「旅行」、「成人した際に一緒にお酒を飲む」と、続きました。印象的なすてきなアイデアを紹介します。

過去の自分にメールを送るなら?未来は違った?

成長を感じる、話題が弾む、愛情が伝わる「写真を撮る」

「私自身、親が写真やビデオをたくさん撮って残してくれました。それを見た時は愛情を注いで育ててくれたことが伝わり嬉しかったです。私も母子手帳や写真などを一緒に見ながら、成長を共に感じたいです」(ぼんちゃん)

「毎年、子どもの誕生日に、前年の誕生日に撮った写真を同じフレームに入れて写真を撮っています。写真をよくよく見ると、これまでの誕生日の子どもの姿が全て映っていて、成長を感じることができます。成人や結婚などの節目に、その写真のアルバムをプレゼントしたいなと思っています」(めめ)

「独身時代、彼(現・夫)からプレゼントされた、くまのぬいぐるみと子どもを並べて、毎月写真を撮っています。ぬいぐるみと同じくらいのサイズだった子どもがどんどん大きくなり、ぬいぐるみがどんどん小さく見えるのが不思議(笑) 子どもが嫌がるまでは、くまさんとの撮影を続けたいです」(とかげちゃん)

「下の子が卒乳したら上の子、下の子、ふたりが今まで使った哺乳瓶たちを集めて記念写真を撮りたいです。保育園入園時にたくさん哺乳瓶を用意したので、これだけ使ったんだよ、ということを伝えたいし、思い出として残したい(笑)」(ゆりっぺ)

「私(母)と一緒に撮った写真は残していきたいです。なかなか、母子で写真って撮らないんですよね」(ごまママ)

思い出を共有したい! 旅行&思い出の場所へ行く

「夫婦の初デートの場所へいくことです。そこでは結婚式のセルフ前撮りをして、今年は妊娠中に行き、来年は子どもと一緒に行くのが楽しみです!!」(みみ)

「私が昔、親に連れて行ってもらった色々な場所に、子どもを連れて行きたいです」(こまつ)

「子どもが進学する度に2人旅をしたい。私は国内だけでなく世界を旅するのが好きだったので、旅先で『こんな事ができるようになったんだ!』『これを見て、この子はそういう風に感じるんだな』と、成長を感じられたら良いなと思っています」(NN)

語り合いたい! 「20歳になったら一緒にお酒が飲みたい」

「大人になったら一緒に居酒屋に行って、のんびり語り合いながらお酒を飲みたい」(美月)

「成人したら一緒にお酒を飲みながら、今書いている育児日記を見せたいです」(ともみ)

「自分が成人の時、祖母から贈られて親族で飲んだ思い出のワインがあるので、子どもたちが成人した際にはそのワインでお祝いしたいです」(momo)

まだまだあるよ、「こんなステキなことしたい!」

「妊娠に気が付かず、新婚旅行で夫とフルマラソンを走った経験があります。実は3人で走ってたんだね~と、いうことで、本当に3人でフルマラソンに挑戦してみたいです」(リンリンりん)

「どんなものでもいいから、一緒にスポーツをやりたい。興味ある時間を共有したい」(みつばち)

「パパは子どもの運動会のかけっこで、1位をとり、カッコいい姿を見せたいそうです(笑)」(まよ)

「成人したら一生使えるものをプレゼントしてあげたい。私は両親から冠婚葬祭で使える真珠をもらいました」(ぽのまま)

「義母がやってくれたことなんですが、結婚して子を持つとなったら本人の母子手帳を渡したい。夫のことが書かれた母子手帳をみて感動しました」(ざうるす)

娘さんをもつママからは、

「成人式は、自分が着た振袖を着せたい」(みっちゃん推し)
「私の母から続いている、振袖を着て欲しい」(はーちゃんママ)

という声もありました。

総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務し、これまでに数千人の母子のケアに携わられた助産師の浜脇文子先生に聞きました。

「日々の日常を積み重ねて、美しいエピソードは生まれる」と、浜脇先生

「みなさんの親としての想いが伝わるすてきなエピソードばかり。幼子や赤ちゃんを抱きながら『あれしたいなぁ』『これしたいなぁ』と、夢が広がる気持ちが伝わってきます。

でも子どもっていきなり大人にならないし、子育てって予想以上に長い(笑)
誕生日や旅行などの特別な日よりも、インパクトに残らない何でもない日々の方が圧倒的に多いのが現実です。

すてきな記念日を迎えることができるのは、共に過ごした日常があってこそ。
ある意味、すてきな記念日を支える日常のほうが、偉大なのかもしれません。

これから育児に悩むこともあるし、親子喧嘩もするし、やがては反抗期もやってくるでしょう。

しんどいなぁという日もあると思いますが、今の気持ちを忘れないで欲しいと思います」

濵脇文子(はまわき ふみこ)

profile)
助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年12月の情報で、現在と異なる場合があります。

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